ネクスコ・メンテナンス新潟が取り組むSDGs

高速道路という社会インフラを維持・管理するネクスコ・メンテナンス新潟の使命は、持続可能な社会の構築というSDGsの目標そのものです。事業を通して、現在はもちろん、未来の高速道路をも支え、安全で豊かな社会の実現のために貢献していきます。

補修・復旧により「住み続けられるまちづくり」に貢献

建設物としての経年劣化に加え、交通量の増加や自然災害の激甚化により、高速道路におけるメンテナンスの重要性は増しています。私たちは、日常の点検と小規模補修、交通事故の処理や復旧工事、さらに災害時の応急工事や緊急通路の確保などにより、24時間365日、高速道路の機能維持に努めています。ライフラインである高速道路を守ることは、人々の暮らしや経済、産業を支えること――それは、安全に、安心して住み続けられるまちづくりに貢献することにほかなりません。

冬期の交通を確保し「気候変動に具体的な対策を」実施

新潟の冬の道路状況はシビアです。さらに、近年では想定を上回る災害級の荒天に、大きな影響を受けるようにもなってきました。ネクスコ東日本グループでは雪に強い高速道路の構築を進めており、私たちはその一員として積雪や道路凍結への対策を講じることで交通確保に努めています。気象情報と道路巡回に基づき、除雪作業・凍結防止剤の散布を実施して通行止め時間の削減につなげ、また、チェーン規制作業や雪崩巡回を行って事故の予防や危険の回避に役立て、冬期間の安全な交通に注力しています。

強靭なインフラを整備し「産業と技術革新の基盤を」支える

道路の補修や工事における安全性の向上や効率化、さらに道路周辺の環境への配慮のために、私たちは協力企業とタッグを組んで技術開発や既存技術の改良に取り組んでいます。これまでに、「中分ワイヤーロープ脱着工具」「プレキャストRC・スマートウォール」「定置自動規制装置」「自動開閉式矢印版」などを開発し、グループ企業にも提供してきました。こうして培った課題解決への発想力と技術力を強靭なインフラ整備に活かしていきたいと思います。

働き方改革で「働きがいも経済成長も」実現

代表取締役社長 小林 正俊

持続可能な社会の構築に直結する事業を行う企業として、私たちは社員が働きがいを実感できる環境づくりを進めています。社内にDXチームを立ち上げ、タブレットや小型デジタルカメラの全員支給により情報の双方向化と効率化、同時に、休日・休業の充実などを含む制度改正を図り、ワークライフバランスの推進に取り組んでいます。社員がのびやかに力を発揮できてこそ社会への貢献を果たすことができ、それが地域の産業や経済の成長につながると信じています。